宵闇

宵闇の住宅街を歩いて帰りたい。
こんな時期は、iPodで曲聴きながら…なんてちょっともったいない。

夕暮れが彩り、夏を待っていたかのように周辺も少しずつ夏の香りがたちこめてくるような、そんな中を歩いて帰るのが好き。
軒先から転がすような音できこえてくる風鈴や、夕飯の香り。
そんなのを感じながら家までゆるゆると歩いて帰りたい。

日が沈みきった時の香りと、祭りが終わった時の香りって少し似ている気がする。余韻がもたらす香り。

そんなこと考えてたら、蚊取り線香でも炊きながら花火したくなってきた。
蚊取り線香の香り、花火の香り。

夏の香りってなんだかわくわくする。
絵本を開いた世界のような、そんなわくわく感。

別に今彼女がいるわけでもないし、そのまま野球三昧で終わりそうな気もするけれどw、やっぱり夏はわくわくする季節だ。